先週末、コロナ禍の影響で延期となっていましたスポーツメンタリング2021の閉会式を実施しました。
今年度もほとんどオンライン開催となってしまいましたが、子どもたちにとってかけがえのない思い出ができました。ご支援頂いております日本財団様、マンスリーサポーターの皆さまには心より感謝申し上げます。
閉会式では、毎回、終了証と記念品の授与、大学生メンターと小学生メンティーの活動振り返りプレゼンテーションなどを実施しますが、最後にメンティーがひとりで前に出て「決意表明」をする時間があります。
「毎日歯を磨く」くらいの小さなことでもよい、という設定で、プログラム開始前には人前で話すことに慣れていなかった子どもたちの心理的負担を軽減しているのですが、毎年、ほとんどの子どもたちは、ひとりで前に出て「ドッジボール大会で優勝する」等のとても勇敢な発表をできるようになります。
今年はある女の子が、「挨拶をきちんとする」ことを発表しました。その子がそれまで苦手意識を持っていたことに敢えて挑戦するという勇気に、会場は感動の渦に巻き込まれ、あたたかい雰囲気の中で閉会式を終了しました。
後半はまたほとんどがオンライン開催となってしまいましたが、子どもたちにとって「誰かが自分のことを応援していくれている」という事実がどれだけ力になったか、彼らの輝く瞳と成長を通して体現してくれる結果となり、スタッフ一同、労も報われました。
スポーツメンタリングは、大学生メンターが毎回自宅まで送迎することが特徴的ですが、毎回早起きして遠くまで子どもたちを迎えに行き、子どもたちと真摯に向き合い、プログラムを一緒に楽しんでくれたメンターの皆さんには、感謝の気持ちで一杯です。
また今年度もよい活動にできるよう頑張りたいと思います。